力
運命がもし決められた人生を意味するなら、 信号や標識くらいおいてほしかった。
失敗を恐れる私たちは、初めてばかりだったあの頃に戻りたがる
努力して成し遂げた時、景色が、世界が輝いて見えるらしい。 こんなにも頑張って頑張って涙が出ても、 この視界に映るものが変わらないのは、 まだ私の努力が足りないから。
暗闇の中遠くなるガソリンスタンドの光 どこまでも走って行けそうな、ガソリン満タンのこの車が乗せて走るのは 空っぽで満たされない贅沢な私
眠気を感じた頭で電気を消し、暗い中布団に入る。 でも、冷えた布団でほんの少しだけ眠気が覚めて なりたい、したい事を思い出し、可能なのに出来ていない自分に気づく。
膝をついたのは靴紐を結ぶためだし、折れたのも角度を変えて見ようと思っただけ。それに今も倒れてるんじゃなくて明日のために眠るだけ。