まばたきの隙に

数行に、そのままに、

瑠璃色の日々 《3・祖母》

三・《祖母》

 話しは変わるが私の生活は「これさえなければなぁ」というものがある。(誰にでもあるだろうが)それは怒鳴り声(一方的なものではないのだが)。昔もあったが、最近またすこーし増えたように感じる。隣の部屋から聞こえるその声に知らないふりをする。心臓が本当はうるさいくらいドクドクしている。声の主は父と母。喧嘩はしょっちゅうだが(その時も私の心臓は…)最近は祖母のこと(祖母と書くとまともで優しい感じがするのは何故だろう)。