まばたきの隙に

数行に、そのままに、

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いまとなっては

初めてなんてどうでもいいから 最後の話をしよう。

景色が変わる1日前

努力して成し遂げた時、景色が、世界が輝いて見えるらしい。 こんなにも頑張って頑張って涙が出ても、 この視界に映るものが変わらないのは、 まだ私の努力が足りないから。

狭い世界で身動きのとれない私

失ったものばかり数える私も、 手にしたものばかり数えるあの人も、 同じくらい嫌なやつだ。

広い世界のちっぽけで微かな私

ずっと地平線までつづく田園風景に安心と永遠を願うし、 華やかなネオンの街に憧れと刹那を願うよ。

ふと思いだす日

父の靴を履いてみた。 思ったよりも丁度良くて、足だけ父になったような気がした。 母のセーターを着てみた。 肌触りの良いセーターだった。 セーターに触れている腕だけ、母になったような気がした。 あの人のカップで飲んでみた。 触れた唇だけあの人にな…

止まらない

暗闇の中遠くなるガソリンスタンドの光 どこまでも走って行けそうな、ガソリン満タンのこの車が乗せて走るのは 空っぽで満たされない贅沢な私

私がもったいない

眠気を感じた頭で電気を消し、暗い中布団に入る。 でも、冷えた布団でほんの少しだけ眠気が覚めて なりたい、したい事を思い出し、可能なのに出来ていない自分に気づく。

本当だよ。

膝をついたのは靴紐を結ぶためだし、折れたのも角度を変えて見ようと思っただけ。それに今も倒れてるんじゃなくて明日のために眠るだけ。