まばたきの隙に

数行に、そのままに、

瑠璃色の日々 《8・常》

八・《常》

 

 父も母もそう楽に構えてほしい。長く重そうな過去を経て、旦那の入院や借金の返済に大切なものを投げ打ち、旦那不在の義実家で子どもを育ててきた苦労や恩を思うと、母には楽しく穏やかに日々を過ごしてほしい。でも自分にはその考えを上手く伝えたり、検討してもらうことが出来ていない。(これも私が説得力ある人間になれていない私の過去の選択故なのだが、諦めているわけではなく今も伝え方や生活の改善について考えている最中なのだ。)