まばたきの隙に

数行に、そのままに、

泡沫の幸と永久の過ち 《1・それは過去へ 2分の1》 

《一・それは過去へ 2分の1》

 

sideA

―「平凡な日々」と言うには君はあまりにまぶしくてサプライザーだったよね。きっともう君以上に私を理解し、君以上に私を愛することができる人はいないんだと思う。そして私もまた、君のことと同じくらいに理解し、君のこと程他の人を愛することはできないんだと思う。だって他の人は君じゃないし、君以上の人はいないから。私は騒がしいタイプだったし君は割と真面目なタイプで真逆の人間なのに、なんでだったんだろうね。―